「削除でなければイカンである」イカンとはどこかで聞いたことがあるような単語です。
そうです。北朝鮮が飛翔体を発射した際に、まず最初に日本政府の中枢である官邸が発する「北朝鮮の飛翔体は遺憾です。厳重に抗議します」のイカンです。
「飛翔体」といった単語を聞くと不思議に敵国からの武力威嚇であっても恐怖を感じないから不思議です。実際には恐ろしい中単距離ミサイル発射であるのに。
国民に恐怖心を抱かせないようにとの配慮だと思いますが、時と場合によれば、大変な惨事につながる恐れがあることを考えればあえて印象操作してまで使用すべき単語ではないと思います。
日本のマスコミが「飛翔体」と発信するのは、憲法第9条を遵守し続けて行動できない政府に対する忖度が働いているからだと思います。
さらには、マスコミ中枢に朝鮮半島や中国からの帰化人が多数在籍していることから、彼らに対する忖度も働いているのだと思います。
日本のマスコミは、各事業部門において、報道局、広報局など局が付いた部門を設置しています。
この局という単語は従来から政府・役所のなかで使用されてきた単語です。
日本のマスコミは、報道局から発信することをもって政府の一員のつもりになっているのではなかろうか?
マスコミの持つ本来の使命であります政権に対する注視、時には不正に対しては批判するといったことが最近は疎かになっているように感じられます。
さて、前置きが長くなりましたが、
憲法第9条改正したいという言葉は安倍首相たちからよく聞かれますが、驚いたことに、現在の第9条いわゆる戦争のための武力放棄・戦力不保持をそのまま残したままで、自衛隊を明記したい考えのようです。
従来から自衛隊は戦力であるから違憲であるとの論争があり、現在でも野党や憲法学者たちは毎日のように違憲・違憲と唱えておられます。
現在の憲法は、大戦後に、GHQ(アメリカ占領軍)が、敗戦国日本を弱体化する目的で10日前後で慌てて作成したものです。
戦力不保持であれば、二度とアメリカに立ち向かってきませんからね。
しかし、時代は変わり、戦後5年して、当時の韓国が日本の対馬占領を目指して韓国南部に総兵力を集結させていたところ、北朝鮮は手薄となった韓国の北部から攻め入り、いっきに南部まで占領します。
ですが、アメリカ軍と韓国軍は協力して、北朝鮮を撃退しました。
背後にはソ連軍(今のロシア)と中国軍が加勢していることが判明したため、アメリカ軍司令官マッカサーは、日本に自衛隊を創設する必要性に迫られたようで、今日の自衛隊が存在しているわけです。
そして、日本軍が中国大陸で戦っていた意味(共産軍との闘い)を理解して、帰国後、アメリカ議会で、日本軍の闘いは自衛のためであったと証言しております。
さて、何を言いたいかと申しますと、改正するなら、第9条を削除して、自衛隊を明記することが、最重要であると言いたいわけです。
世界のどこの国でも、自国の領土と国民を守るために軍隊を創設しており、そのことを主張できない国家は、いまだ独立国家とは言えないのではといつも考えている次第です。 以上
参考:日本国憲法第9条
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。