Middle East(ミドルイースト:中東)では、頻繁に、イスラエルがシリアやレバノンに空爆しています。
これが中東以外の他の地域であれば反撃されて戦争が起きるところですが、じっと我慢してこらえています。
数年前に反撃したが被害が多かったため自重しているのかも知れません。
イスラエルは核装備のうえ、アメリカから最新兵器を購入して今や世界トップクラスの軍事大国ですので、かなわないと最初から諦めているのでしょう。
これは、あまりにも不公平です。空爆を止めて拡張した占領地から撤収すべきです。
戦後、シオニズム運動によってアラブ人が居住している土地に強制撤去させて住みついていて、これだけでも国際犯罪に近いわけですから、それ以上の拡張は止めて、周辺のアラブ人と協調して共存する道を選択すべきです。
居住地を追い出されたアラブ人は気の毒で悔しい思いをしていると思います。
その悔しさの念は未来永劫に続くことになりますから、この念を受け続けているイスラエルは国家として存続していくことは困難になるのではないか。
個人間においても人様を不幸にした人は相当反省して謝罪しない限りなかなか幸福になれないのと同じ構造です。
さて、現在、イランはアメリカから敵視されていて危険な状態にあるのはご存じのことと思います。
イランも他のイスラム教国と同様に、女性が学校に行くことを禁止したり自動車運転させないなどの戒律があって野蛮な国だと誤解している面もあると思います。
報道をみる限りでは、スカーフ着用は自由、学校自由、自動車運転可能など大変開けた国です。
イラン人はアメリカに100万人ほど住んでいて、国民は非常に親米的だそうです。
宗教的にも大変寛容で、同じ啓示型宗教であるキリスト教を兄弟宗教として肯定しているようです。
大局的にみると、イランの宗教的寛容さに比較した場合、アメリカのキリスト教とイスラエルのユダヤ教がずいぶんと偏狭に見えるわけです。
「自分たちは兄弟宗教だよ」と言っているところを攻撃したがっていますからね。
このようなことから、宗教的に寛容なイランの持つオーラをアメリカが感じとることができる日が到来すれば、中東は自然に平和な地域に変貌していくのではないかと期待しています。 以上