今回の台風15号で被災された皆様に心からお見舞い申しあげます。
一日も早く立ち直れるよう祈ります。
今月9日に千葉県に上陸した台風15号は、最大瞬間風速最大で4時28分に南東の風57.5メートルとなり、凄まじい被害をもたらしました。
1時間雨量が約110ミリとの記録的短時間大雨による土砂災害のほか、低地の浸水、河川の増水が起きました。
暴風によりゴルフ練習場のネットが倒れ複数の住宅を直撃しました。
千葉県を中心に各地では今も停電が続いており、復旧は遅れる見通しです。
倒木などの影響で鉄道や高速道路が寸断され、交通網は遮断されて今も混乱が続いています。
先月8月に中国地方に上陸した台風10号接近の際は、災害対策会議を上陸の前と後に計2回招集しましたが、今回は約一日半遅れで開催しているようです。
このような激甚災害とも言える状況のなかで、政府は台風上陸2日後の11日に内閣改造を実施しました。
これに対して野党は、
「台風被害に対する危機感が薄く、上陸2日後のタイミングで内閣改造を迎えたことで政治空白が生まれたのではないか。」
「40数万戸が停電をして、命が危険にさらされている中で、えんび服を着て内閣改造することは、いかがなものかと。」
これに対して政府は、
「今回の豪雨災害への対策については、大雨となる前から災害発生後にかけて、迅速かつ適切に行った。」
「災害の発生前から関係省庁が会議を開くなど、政府一体となって対策を取ってきたので問題はなかった」と反論に躍起になっているようすです。
いつものように、役人任せをして責任回避しています。
とても国民の命を預けれる方々でないのは明白です。
さらに与党のなかには。
「東京電力の復旧の見通しの甘さが、全体として、響いているのではないか。」と東京電力に責任転嫁する始末です。
担当大臣が千葉県入りしたのは12日になってからです。
初動体制を適切に行わないと災害対策はますます困難を極めますので、今後は、政府には「国民の命と財産を預かっているのだ。」という認識をもって言い訳せずに業務に精進してもらいたいと強く要望する次第です。